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KOI Tiger
スピーカーはKOI。KOIの小型スピーカーは手の平に収まるほどの超小型高音質スピーカーです。手の平に100kg級の大型スピーカーを乗せたマジックのような音。伝統的な大型高級機種からの乗換えのファンが続出です。 だからといってマニアだけのものではありません。iPodを音源にしても想像を絶する臨場感で、ご自分のiPodを持参して試聴いただいたけば、iPodの新しい可能性を体験いただくことにもなるのです。 狭いスピーカー間隔、近距離、小音量でも非常にクリアな再生が可能で、自室机上のPCに接続してPCスピーカーとして用いればデスクトップコンサート、ポータブルDVDプレーヤーの小さな画面でも、その小ささを忘れて映画に没入できる高性能ホームシアターの誕生です。

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法螺(西表カンピラ荘篇)

西表島で採れる三美螺が法螺貝の仲間だと書いたが、西表島の法螺話をご紹介しましょう。

西表島の上原という集落にカンピラ荘という民宿がある。変わった名前だが、この島の浦内川上流にあるカンピラ滝(カンピレーともいう、神の座という意味だとも)に因んでいます。

沖縄の本土復帰3年目に訪れた時、この民宿はスタート間もなく、農家の兼業で小型ダンプカーで客の送迎をしている状態でした。石垣島の民宿で、西表にパイナップル食べ放題の民宿があると教えられたのがこの民宿でした。

民宿のヘルパーや道路工事、パイナップルの缶詰工場でのアルバイトをしながら長期滞在している若者達がいる、当時西表のあちこちでよく見かける民宿の一つでした。

パイナップル畑で、民宿のオジーが「ヤマトンチューはなんにも知らんサー」と、本土から観光に来た女の子が民宿の日誌に、「パイナップルは木の枝からぶら下がって実っていると思っていました」と書いていたこと笑いながら話したことがきっかけで、その民宿はその後法螺の民宿として石垣島や那覇の民宿まで言い伝えられ、客を呼び寄せることになったのです。

新しい客を迎えた夜、泡盛を飲みながら古いメンバーが新しい客に島のオリエンテーションをします。明朝パイナップルの収穫に出発するので竹竿とスコップを用意するようにと。本当のパイナップル畑を見たことがある客にも、そんな普通の若いパイナップルは美味くない、古木に育った実の味はここでしか味わえない、地下茎に育つ実はそれ以上だとその場で適当に話が出来上がってしまう。

西表の川はマングローブの中をくねって小アマゾンという風情なので、ワニがいるピラニアがいるという話も簡単に信じてしまう。揚子江にもワニがいるし、オーストラリアなどの海洋性ワニもいるしと、海流にのってやってくることにしてしまった。

マングローブ

1974年 西表島 島内小河川にも見られるマングローブ林

民宿のオジーも人が悪い。突然なんの打合せもなく、「山にいるパイプウニの話をまだしていないサー」と突然振ってくる。「ああ山パイプね」と応じながら、大至急話を作るしかない。そんなものいるはずないんだけど。本当のパイプウニはハリの太さが人の指くらいあるウニでさんご礁の最先端に棲んでいるが、山パイプは山の8合目の湿った窪地の茸の一種ということにする。見つけるコツは、ぽっぽっと煙が輪になってでるところを探せばよいと笑いを取るためのオチのつもりで話しても、観光客達は唾を飲み込みながら聴いている。

オジーは山には恐ろしい角を持った巨大な芋虫がいるという。刺されると3年後に腐ってくるというので、我々は「3年殺し」と名付けたが、真偽の程は定かでないがかなり怪しい。オジー恐るべし。

西表にはサソリが2種類いるよという人もいて、騙されないぞと思っていたら、実際にその一種「ヤエヤマサソリ」を数匹捕まえてきて見せてくれた。イリオモテヤマネコの本物の研究者だった。西表というところは何でもありそうだからやっかいだ。

こんな法螺を次々作り出すうちに、騙されて大笑いしたり、常識をがたがたにされた観光客が帰りの道筋でカンピラ荘の噂を広めていったのです。

こんな具合で、いかにもありそうなことが実は法螺だったり、ありそうにもないことが実は現実に存在したりするもので、体験してみなければ判らないですね。

超小型スピーカーKOI Tigerの音の凄さも、話を聞いただけでは法螺のような、ありそうもない本当の話なんですよね。

(2009.12.16 h.k.)

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