|
管球アンプと古いスピーカーはなぜか聞いていてほっとする。
カタログスペックでは、今のハイテク技術を駆使したシステムに及びもつかないが、なぜか聞いていてほっとする。
JAZZはALTECも聞いたしJBLも聞いた。いろいろ行脚した結果、直熱3球管のアンプで鳴らすJBLに落ち着いた。特に今使っているD130+075は絶品だ。
クラシックはTANNOYランカスターに落ち着いた。TANNOY
の弦の艶っぽさは他に類を見ない。作家五味康介はTANNOYオートグラフをその頂点と言って他界したが、私はまだ長生きしたいのでランカスターで今のところ満足している。
私のオーディオ人生もここで一つのまとまりをみせたかと悦に入ろうかと思った矢先にKOIが我が家に乱入してきた。
JAZZではJBLと互角に鳴らし、クラシックではTANNOYと堂々と渡り合う。ポップス系に至ってはJBLもTANNOYも全く寄せ付けず、この小さなへんてこりんなスピーカーによって私のオーディオ人生はいきなりリセットボタンを押されてしまった。 なんだこいつは。
JAZZをJBLで聞いても、クラシックをTANNOYで聞いても、必ずKOIに切り替えて比べてしまう。そして腕を組んでうなってしまう。
我が家にデビューしてまだ日が浅いのにいつの間にかKOIは我が家のリファレンス(標準)スピーカーの地位を確立してしまった。
一度聞いてしまったKOIに、もう今更出て行けとも言えない。もっと早くKOIが出ていればずいぶんと私は時間とお金が節約できたかも…。
(2007年2月10日撮影)
(田中 大助 さん)



